INTERVIEW

吹替キャスト決定!

『トランスフォーマー/ビースト覚醒』吹替キャストとして主人公ノア役にSexy Zoneの中島健人さん、そしてヒロインのエレーナ役に女優の仲里依紗さんが決定!出演決定前から超がつくほどトランスフォーマーの大ファンだというお二人が意気込みを語ってくれました。

CHARACTER

ノア役(中島健人)
病弱な弟の治療費に苦心するブルックリンに住む青年。乗り合わせた車が突然トランスフォーマー(ミラージュ)に変形し、意図せず戦いに巻き込まれていく。次第にミラージュや、トランスフォーマーたちと心を通わせ、地球消滅を掛けた戦いに挑む。
エレーナ役(仲里依紗)
NYの博物館に務めるインターンの女性。才能豊かで、正規の研究員になることを目指している。古代の遺物に隠されたタイムワープキーを発見し、トランスフォーマーの戦いに巻き込まれる。考古学の知識を使って、隠されたマクシマルの存在に気付く。

INTERVIEW

お二人は、『トランスフォーマー』が以前からお好きと聞きましたがいつからお好きなんでしょうか?

中島健人:
僕は子供のころから好きでした。アニメからすごくファンで、2007年にスティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を執っていた映画版も本当にすごく好きだったので、今回この機会に携わることが出来てすごく光栄です。
仲里依紗:
私も映画一作目からすごく好きで、息子がいるので家族で好きです。私は元々乗り物が凄く大好きなので、乗り物がロボットに変形して戦うというのが凄くツボで、今までの映画作品は全部観ています。
中島:
車やバイクや戦闘機などいろんなものがロボットになって戦うというのは、当時子供の頃の自分からしたらカルチャーショックだったんです。アニメを見た後に行った駐車場はけっこう怖かったですね(笑)。全部トランスフォームするんじゃないかと思うくらいすごく自分の空想の世界を広げてくれる作品だなと思ったので、夢ある作品だと思っています。
仲:
私は車が好きで、特にバンブルビーが好きすぎて、自分でカマロを購入してカスタムしていたくらい、それくらい本当に好きで、ずっと大事にしていました。いまはまた別の車を所有しているんですけど、それを買う時にカマロが一瞬壊れた時があったんですよ。音楽がかからなくなって、なので「あれ、車買い替えること知ってんのかな!?」って、新しい車を買うという時にオーディオが止まっちゃったんです。「生きてるのかな!?もしかしてバンブルビーなんじゃないかな!私の会話聞いてたのかな」って思いました。なので私は(自分の車が)、バンブルビーに変身するんじゃないかって信じています(笑)
中島:
見ていない間に変形してるかもしれないですね。
仲:
本当にそうかもしれないですよね(笑)!渋滞の時とか変形して欲しいですよね。空とか跳んだりしたらって、それは何回も思いました(笑)。

オーディオが壊れるというところがバンブルビーっぽいですね。

仲:
ホントにこれ実話ですよ!壊れたんですよ、ホントに!だから「あ、嫉妬してるのかな」って思いました。

ちなみに車に名前を付けられていたりしたんですか?

仲:
ずっとカマロちゃん、バンブルビーちゃんって呼んでいて、なのでバンブルビーを盗難される夢を何回も見ました!好きすぎて!何回もそれで飛び起きて「あ、大丈夫」とか、そういう夢をめちゃめちゃ見ました(笑)。
中島:
それは今回の物語に少し近いですね。(トランスフォームした車が)盗まれるところから始まるというところが。

中島さんもトランスフォーマーシリーズを好きになったきっかけの作品はありますか?

中島:
僕は『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』です!『ビーストウォーズ』が90年代に日本で放送されたんですけど、フルCGだったんですよ。フルCGのアニメが当時の自分たちにとっては本当に衝撃的で、こんなクオリティが高い作品が観られるんだと。それで調べてみたらアメリカからの逆輸入だったんですね。そこに日本語吹替版で声優さんが声を当てるんですけど、それがまあ自由で!本当にフリースタイルみたいというか、オンエア観た時に「これ絶対台本にないだろう!」っていうくらい、アドリブの応酬というのが『ビーストウォーズ』の魅力なんですよね。それが当時の自分からしたら本当に衝撃で、いま29歳なんですけど、あの時の楽しさと興奮をいまだに覚えているので、『ビーストウォーズ』からはすごく影響を受けています。
仲:
(『ビーストウォーズ』は)アニメですよね?私は映画版から入っているので、アニメまでまだ手を付けられてないんですけど、たぶん息子は観てます。
中島:
絶対観てますね!

車好きの仲さんからすると、動物が変形するというのはどう思われますか?

仲:
どんどん果てしないストーリーになっていくなと思います。今回動物がでてくるということで、動物までロボットになりだしたら、もう人間がでてこなくなっちゃうんじゃなないかなって思います。(笑)ポスターでも小さいですもんね。なので今回エレーナ役のお話が来た時に「え、なんかロボットの役なのかな」って一瞬思ったくらい、本当に主役がロボットなんで。

ロボット役の方が良かったですか?

仲:
それ新しいですね!それは初めてです(笑)!一回飛行機はやったことあるんですけど。
中島:
飛行機!?
仲:
一回飛行機の役をやったことあるんですよ。

今回は中島さんがハリウッド映画の主演吹替は初ということですが、仲さんはこれまでもたくさん声優をやられていて、いまお話にあった飛行機の役ですとか、『時をかける少女』などたくさんありますよね。

仲:
そうですね、けっこうやらせてもらっていて、なので吹替のお仕事は好きですね。
中島:
もう大先輩ですね。声優としてもちょっとご指導頂きたいですね。

仲さんは一番最初に声優をされた時に感じたことなどエピソードはありますか?

仲:
『時をかける少女』の主人公の真琴役をやるときに、オーディションに行って細田守監督がいらっしゃって、そこで私漢字を間違えたんですよ。「千昭(ちあき)」っていう役がいるんですけど、それを「ちひろ」って読んじゃって、「ああこれ落ちたな、、、」って思ってたら、監督ブースで細田さんが爆笑されてて「その間違えたところが真琴っぽい!」「それが良いです」って言われて真琴役をやらせて頂きました(笑)。でも自分の声は小さいころから本当に嫌いだったんです!だから真琴役をやるときに「大丈夫かな」っていう不安しかなかったんですけど、『時をかける少女』をきっかけに、声のお仕事が大好きになりました。

中島さんは、仲さんがこれまで演じられてきた声優の作品で気になるものはありますか?

中島:
『時をかける少女』ももちろん観てますし、『サマーウォーズ』もちょうど僕が、ジャニーズJr.になって一年目くらいの時に上映されてて映画館に行きました。作品の積み重ね方からして、仲さんの隣に並んでいいのかな(笑)!?
仲:
いやいやいや(笑)!
中島:
プレッシャーなんですよ。ノア役でいいのかなって思います(笑)。
仲:
『サマーウォーズ』とか、事務所入りたての時だったんですね!すごい!
中島:
高校一年生とかでしたね。

仲さんから中島さんに声優としてのアドバイスはありますか?

仲:
なんですかね。私なにもそんな言えることは無いですけど、『時をかける少女』の声優の時は、泣く芝居があったんですけど、本当に泣いちゃったんですね。中島さんはお芝居もされているので、本当にお芝居をするのがいいと思います。
中島:
そのテンションで声優もやるべきということですか?
仲:
そうですかね。『トロールズ ミュージック★パワー』っていう作品でロックの女王役をやった時は、毎回ロックTシャツで現場に行きました!
中島:
役作りはそこから始まってるんですね!
仲:
そう、そういうのをやってました!
中島:
僕はレコーディングする時とかは、前日に必ず喉をケアする為に保湿用マスクを着けて寝たり、のど飴舐めて寝たり、はちみつをコーヒーに入れて飲んだりしてるんですけど、そういったケアとかはアフレコの前日にやられたりしますか?
仲:
本当に加湿するくらいですかね。口に装着する吸入器のようなケアグッズを着けて。全然私なんて大したことしてないですよ!お歌を歌われていますので、中島さんの方こそプロだと思います。
中島:
いえいえ、声優に関してはスーパールーキー君なので!

普段の演技と、声優の演技では、取り組み方に違いがあると思いますが、役作りや準備などはされましたか?

中島:
僕は今回実写映画の吹替は初めてなので、まず演出の方としっかりと話し合いをして、作品に臨みたいと思っています。あと、今回の声優挑戦の話をしたら、知り合いの方に「これやるよ!」ってオプティマスプライムのめちゃめちゃ大きいフィギュアを頂いて、大きすぎて置き所に悩んでいます(笑)。それを見て気持ちを作ってから、作品に臨もうかなと思っています。あとマスクとTシャツをとりあえずトランスフォーマー関連にしようと思っています。オプティマスもヴィジュアルがマスクっぽいので。

『トランスフォーマー/ビースト覚醒』の吹替出演のオファーがあった際の感想を教えてください。

中島:
最初、マネージャーさんから「健人、トランスフォーマー好き?」って質問されたので即刻、「好き!どうしたの?」って言ったら、「トランスフォーマーの声優が決まったよ。」ってお話をいただいて。「それ、何のシリーズ?」って聞いたら「ビースト・・・」って言われた瞬間に、『ビーストウォーズ』ファンなので、心の中のビーストが覚醒しました!「やった!めちゃくちゃ嬉しい!何の役だろう」というところから始まりましたね。最高に嬉しい気持ちでした。
仲:
私は自家用車をバンブルビーにするぐらいだったので、やっと私のラブコールが届いたんだなと思ってすごく嬉しかったです。まず声優のお仕事も好きなので、嬉しかったです。実写版は久々なので、すごく楽しみです。アクションとかもあるでしょうし。

キャスティングが決まった時に、周囲の反応は?

中島:
映画関係の友人にお話ししました。「世界的に有名な作品だから期待してる」というお言葉を頂きました。この後どういう広まり方をするか楽しみです。
仲:
私はまず1番最初に息子に話しました。そしたらずっと、「いつなの?いつなの?」って言われました。それで先日、一緒に映画を観に行った時に『トランスフォーマー/ビースト覚醒』の予告が流れて、息子が「うわー!ママどこなの?どれ?もしかして、ゴリラ?」って(笑)。「ちがうよー!(ゴリラじゃ)強そう過ぎるよねー!」って言いました(笑)

お二人が、今回の映画で楽しみなポイントは?

中島:
(予告編を観て)バイクが変形していて、アーシーが、ライノックスに乗って戦っているシーンがあって。そのシーンを観た時点で、凄い映画だなこれは、と思いました。今までに無いし、ファンはすごく喜ぶと思います。自分はそこが興奮ポイントでした。あと、オプティマスプライマルが、いつロボットモードに変形するのか!?って思っています。とにかく、動物が戦っているという構図がビーストファンとしては興奮しましたね。
仲:
私はまず、バンブルビーが今回どういう音楽をかけてくれるのかが楽しみですね。バンブルビーって毎回、ムードメーカーで可愛いし。それがツボです。カッコイイのに、可愛い所があるっていう。あと、1990年代のカマロが見れるところですね。リニューアルされた新しいカマロをこれまで観ていたけれど、また過去に戻るということで。90年代のカマロに戻るっていう事が、楽しみだなと思っています。

好きな『トランスフォーマー』のキャラクターはいますか?

仲:
やっぱりバンブルビーですね。キャラクター像とか、可愛らしいのも、やっぱり女性からすると入りやすいです。強いけど、可愛らしい一面もあって身近に感じられるロボットっていうところが、バンブルビーなので。
中島:
僕、仲さんの作品とか、雰囲気とか見て、仲さんこのロボットっぽいなと思ったのが1体いて、『ビーストウォーズ』でいうと“ブラックウィドー”です。めちゃくちゃ艶のある役で、最初お会いした時仲さんが“ブラックウィドー”っぽいなと思っていました。
仲:
(もしオファーがあれば)ブラックウィドーが登場した時は是非1人2役で演じさせてもらいたいと思います(笑)。
中島:
本当に、顔も(『今際の国のアリス』の)ミラっぽいですよ。
個人的に好きなキャラクターは、“メガトロン”です。それも、『ビーストウォーズ』のメガトロンが好きです。尊敬されていないリーダーで、メガトロンが何故、コンボイ率いるサイバトロンに勝てないのかっていうと、サイバトロンが強い訳ではなくて、メガトロンにリーダーシップが無さ過ぎて弱いっていうところが、可愛いんです。そして声優の千葉繁さんが凄く好きで。本当に感銘を受けた方だったので。僕はメガトロンが作品の中で一番好きです。今回、出るか出ないか、期待はしていますけれども、メガトロン以外にも沢山魅力的なキャラクターが出てくると思うのでそれにも期待しています。あと、予告を観ていて「1994」って出てきたんですよ。僕の生まれ年なので「うわ!凄いご縁!」って思いました。1994年、生まれ年の舞台となったニューヨークの登場人物を、その年に生まれた自分が演じられるということもすごく嬉しいです。

最後に

中島:
今回、ハリウッド映画の吹替初挑戦となるんですけども、僕が本当に昔から大好きな『トランスフォーマー』の吹替で、そして、伝説的な『ビーストウォーズ』の声優さんと今回共演できるという事で、もうとにかく気合が入りまくっています!『ビーストウォーズ』ファンとしてはこの機会に立ち会えること、そしてこの作品に参加させていただける事が、本当に何よりも幸せで、テンションが今から上がっています。皆さんに完成版をとにかく観て頂きたいと思っています。そして、この作品をきっかけに、自分も“進化”という意味で“トランスフォーム”できる様に、頑張っていきたいと思います。皆さん是非、お楽しみにしていてください。宜しくお願いいたします。
仲:
今回、私が本当に大好きだった作品の吹替を担当することになり、自分が本当に、1番ワクワクしているのかもしれません。『トランスフォーマー』ファンの方も、初めて今回観る方も楽しんでいただける作品になればと思っておりますので、是非、完成版ご期待ください。お願いします!

トランスフォーマー/ビースト覚醒